#08

自然や季節と調和した暮らし。
-後編-

2018.07.27

前回は、電気をほとんど使わない暮らしを紹介したけど、昭和の時代では、物をとても大事にする文化だったんだ。

電気を使わない暮らしのおさらいに一つぼくが気になったものを紹介するね。
この写真に写っているのは実はミシン。このミシンはさすがに電気を使うよね~、と思ったら、足でペダルを踏んで動かすミシンなんだ。

昔の人は針仕事を特にしていたみたい。
小倉さんによると、昔は、今みたいにジャージのような楽なものがなくて、家では着物を着ていたそうだよ。
だから、和裁、針仕事がとても多かったんだって。お布団や、足袋も全部自分で作っていたそうだよ。
博物館の中では、いろいろな針仕事の道具が展示されていたよ。
ちなみに、小倉さんのお母さんは、浴衣を1日で縫うこともできたそう!とってもすごいね!

それに汚れが取れなくなってしまった着物や、破れてしまった着物は捨ててしまうんじゃなくて、リメイクして、本当に小さく、ぼろぼろになるまで使っていたんだ。たとえば、大人用の着物だと、綺麗な布の部分だけを使って、羽織や半纏(はんてん)に縫い直すそうだよ。
それも着られなくなったら、座布団や袋物に仕立て直したり、夏に着る浴衣は、赤ちゃんの布おむつに変えていたそうだよ。
そして、本当にぼろぼろの布きれも、捨てずにお掃除用のはたきに変えるそうだよ。本当に何回もリメイクして使っていたんだね~。

それに、家庭の道具も修理しながら使っていたそうだよ。たとえば、金物のお鍋。穴が空いても、修理屋さんが来てくれて、修理して使っていたそうだよ。修理が出来ないくらいに壊れてしまって、使い物にならなくなってしまっても、昭和の時代では捨てなかったんだ。
くず屋さんが金属の物を買い取ってくれたそうだよ。だからゴミになるものがほとんどなかったんだ。

それに、どこの家庭にもあったのが、すり鉢なんだ。みんなのお家にはあるかな?すり鉢があると、ピーナッツを擦っておやつにしたり、魚の身をすりつぶして、蒸してかまぼこにしたり、いろいろなことができて、お料理の幅がとても広がったそうだよ。

こうやって昭和の暮らしを見ていると、今の時代はすぐに、使えなくなったものは捨ててしまうことが多くなった気がするよね。
ものを大事にしていたのはもちろんだけど、昭和の時代は、季節と調和した暮らしでもあったんだ。

そうそう!ものを大事にすると同時に、人も大事にする思いが昭和の住まいに隠れていたよ。
外の空気を感じられるこの気持ちの良い縁側には、ご近所さんとお話をする交流の場としては勿論、仕事で服が汚れてしまった職人さんにも腰を下ろして食事や休憩をしてもらう場所だったみたいだよ~。
おもてなしの気持ちが伝わってくるね。

そんな昭和の暮らしでは、夏は夕方に打ち水を打って、家の回りの気温を下げたり、すだれを付けて風を入れるようにしたり、夜には蚊帳を張って過ごしたりして暑い夏も涼しく過ごしたそうだよ。冬は、火鉢を出してお部屋を暖めたりしていたそうだよ。
そんな昔は季節の風物詩としてあったものが、今はなくなっているものなんだ。ぼくたちの生活はとても便利になったけど、なくなっていってしまうのも寂しい気がするな~。

そうそう、ぼくの会社でも、物を大切にする工夫をしているよ。

昭和の時代では出来なかった方法で限りある資源を大事にしているんだ。たとえば少し前のラボでも話したけど、太陽光を利用して電気を作ったりしているよ。
空いている土地を有効利用してエネルギーを作っているなんて、昭和の時代にはなかったはず!エコロジーな工夫だよね。
それにマンションの水道に浄活水装置をつけたりして、人の肌に触れる水を全てきれいなお水で供給しているよ。どれぐらいきれいかって言うと…どのお水でも赤ちゃんが飲めるぐらいきれいなんだ。

昭和のくらしを全て今の時代に合わせることは出来なくても、無駄使いをしないぐらいはぼくにも出来るかな?副館長の小倉さんの話を聞いて、限りある資源を大切に使わないといけないって改めて思ったよ。

登録有形文化財 昭和のくらし博物館
住所:東京都大田区南久が原2-26-19
URL:http://www.showanokurashi.com/

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